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2024年2月26日月曜日

2024年2月例会・講演会

   日 時:2024年2月17() 13:3017:00

実施方法:リアル会場講演
(名古屋工業大学 4号館2階 会議室2)

参加者:22
(講師2名、中部エレ振会員3名、
技術士会会員17名

リアルの場で開催しました

 (1)講演

「エレクトロニクス・スクエア」事業のご紹介と活用方法

講演者:
 
神田 昌司氏(中部エレクトロニクス振興会 エレクトロニクス・スクエア委員会 委員、
㈱デンソーセミコンダクタ基盤開発部 技術企画課

<講演概要>                          (配布資料あり)

 中部エレクトロニクス振興会(中部エレ振)が運用を始めたバーチャル空間上の展示会&マッチングサイト「エレクトロニクス・スクエア」の紹介。中部エレ振は昭和43年設立の団体。エレクトロニクス産業の振興を目指し、日本産業経済の発展に貢献するのを目的として活動している。産学官の連携と共に、新しい技術の創出に資する事業などを手掛けている。コロナ時期での展示会自粛などもあり、リアルの場だけでの活動に限界があった。また、展示するだけの展示会ではソリューションが見つからないという声もあり、バーチャル空間上に展示するだけのサイトでなく、ユーザー同士の出会いの場であったり、あるいは中部エレ振がソリューション解決支援を行うマッチング業務の機能も備えたサイトを作る事にした。ニーズを持つユーザーとシーズを提供できる(できそうな)ユーザーが、エレクトロニクス・スクエアを利用する事で、協業できそうなパートナーを見つけたり、中部エレ振がマッチング提案をそれぞれのユーザーに行うことで、協業による新技術創出・ソリューション解決につながる事が期待される。
 丁寧な解説を頂きまして、皆様の活用と成功がとても期待されることが分かりました。
 

エレクトロニクス・スクエア(サンプルサイト)のリンク

講師 神田昌司様 ご丁寧な説明、有り難うございました。

 (2)講演

 ウェアラブル生体デバイスのEMC

講演者:
王 建青 氏(名古屋工業大学 電気・機械工学専攻 電気電子分野 教授)

<講演概要>                          (配布資料あり)

 人体を経路としたワイヤレス通信ネットワークシステムである「ボディエリアネットワーク技術」の研究を紹介頂いた。応用例の一つは、人体に装備・装着するウェアラブルセンサーからの生体情報を、人体を通信経路としたワイヤレス通信を用いてデータ収集するもの。他の応用例としては、自分の腕を動かそうとした時に発生する筋電位を測定し、その信号を操作指令として人体ワイヤレス通信を利用して遠隔ロボットアームを操作するものをご説明下さった。
 人体を抵抗と誘電体から成る電子回路モデルに置き換え、その動特性を用いてワイヤレス通信シミュレーションを行う。どのような人体の状況であろうと、また人体がどんな環境に置かれようと安定性、信頼性の高いワイヤレス通信を実現しないといけない。高周波数を用いた通信であるため、用いる通信システムがノイズ源になる事も避けねばならず、また当然ながら外乱ノイズによる通信障害が発生してもいけない。つまりEMC(電磁両立性/電磁適合性)を実現させねばならず、このためのシミュレーションや実験が研究テーマの取り組みの一つになっている。
 実験はデータ通信実験やロボット遠隔操作実験などを行っている。人体そのものや、人体を模擬した液体を通信経路とした受信機~送信機間でワイヤレス通信を行うセンシング実験もあれば、測定した筋電位信号をワイヤレス通信で伝送し人の手を模擬した遠隔ロボットアームを動作させる実験などがある。
 未来に向けた夢のある素晴らしい技術であり、人々が願う安全・健康・快適な生活を営むための是非とも実用化して頂きたい研究でありました。

研究室 ホームページ

講師 王建青教授
高度な先端技術を分かりやすく説明下さり、有り難うございました。
                          

  (3)見学会

 未来通信研究センター 見学

説明者:
王 建青 氏(名古屋工業大学 電気・機械工学専攻 電気電子分野 教授)
市川 浩司 氏(未来通信研究センター 特任教授、技術士(電気電子・総監))

<見学概要>

 未来通信研究センター様の通信EMC部門の皆様がお使いの研究施設、本日2件目の講演をお願いした王教授の研究施設を見学させて頂きました。
 ・本格的な電波暗室やEMC測定試験装置、小型の電波暗室環境での測定試験装置。
 ・ボディエリアネットワーク技術の実験装置、実験のデモ。
 実機見学は、座学だけでは伝えきれない規模感、迫力、細かなテクニックやノウハウなどが体感・体得することができ、とても有意義でした。見学はオンラインよりもリアルに限りますね。ご準備頂きました、王先生、市川先生、学生の皆様、心から感謝申し上げます。

未来通信研究センター ホームページ

実験の様子を見学させて頂きました。
人体を経路にしたワイヤレス通信、目を奪われます。

(4)交流会

 講演会終了後に講師のお二人を含め18名の参加者で交流会を行いました。場所は鶴舞の「世界のやまちゃん」。おいしい手羽先をはじめ、料理やドリンクを堪能しながら、出席者の交流を図りました。やはりリアルの場での交流こそ醍醐味の一つ。今回も大いに盛り上がり、当然ながら今後も続けて参ります。
 皆様、引き続きお気軽にご参加下さりますようお願い致します。興味がある方は、どなたでも。
 お待ち申し上げております。


 

                        記:古久根伸征(部会長 兼 例会幹事)

2023年11月26日日曜日

2023年 年次大会および6月度例会

日 時:2023年6月10日(土) 13:30~17:20

実施方法:技術士会 中部本部 会議室、およびTeamsによるオンラインのハイブリッド方式

参加者:31名(会場:13名、オンライン:18名)

年次大会

古久根伸新会長より、2022年度活動報告、2023年度活動計画、2023年度幹事紹介

長谷部氏より、2022年度収支報告及び監査報告、2023年度予算計画 についての報告があった。

講演

講演 1: 1万円で買える機材や無料ソフトで学ぶ電気電子情報技術

講演者: 山下 洋一 氏(日本車輛製造㈱ 鉄道車両本部 技術部)

<内 容> (配布資料あり)

講演では、約1万円で入手できるNanoVNAを用いた回路測定と無料で使用できるLTspiceによる回路ミュレーションをデモを交えて紹介していただいた。

(1) NanoVNAについて

NanoVNAは、・回路のインピーダンス測定 ・部品のLCR ・アンテナのVSWR

・回路の周波数特性測定 ・フィルタの通過特性 ・TDR測定 ・ケーブル長障害箇所 などが測定できる優れものである。

講演では、アンテナVSWR測定、フィルタ回路の測定、EMC対策フェライトコアについて説明された。

(2) LTspiceについて

LTspiceを用いた回路解析デモとして、・RC回路の解析、・OPアンプ回路の解析、・バッテリーチャージャー回路の解析、・リレーシーケンスの解析について紹介された。

また、重大インシデント調査事例(運輸安全委員会ニュースレター2011.2)での活用事例が紹介された。


講演 2: 様々なセンサを用いた位置推定・行動認識とその応用システム

講演者: 梶 克彦 氏(愛知工業大学 情報科学部 情報科学科 准教授)

<内 容> (配布資料あり)

スマートフォンには、加速度・角速度・気圧センサといった様々なセンサが搭載されていて、それらのセンサ情報を利用すれば、屋内にいる人が、今どこにいて、何をしているのかを推定する手がかりになる。講演者はこれまでに様々な屋内位置推定・行動認識技術に関する研究を行っており、それに基づいて位置情報サービスを構築してきた。 今回の講演ではそれらの研究成果を中心にご紹介していただいた。

以下の内容について講演された。

(1) 行動認識・屋内位置推定に関する研究として

Wi-Fi電波を用いた位置推定、Fingerprinting(位置指紋)、PDR(歩行者自律測位)、気圧でフロア推定、磁場マーカを用いた位置推定、気圧センサで歩行認識 etc. の研究について紹介していただいた。

(2) 行動認識・位置推定の応用事例の紹介

・自動車接近をやんわり教えるアプリ ・歩きながらのゲームプレイを自然に止めたくなるゲームシステム ・ジョジョ立ちしないと開かない冷蔵庫 ・BLEビーコンを用いてだれが研究室にいるかわかる ・簡易的心臓マッサージ練習機 ・卓球のラケットに取り付けた加速度センサによるスイングセンシング など、現在行っているスマホ内センサを使ったユニークな機能のアプリ開発の紹介していただいた。

2023年2月18日土曜日

2023年2月例会・講演会

  日 時:2023年2月11() 13:3017:10

実施方法:オンライン(Zoom

参加者:44

 (1)講演

 AIロボティクス技術を活用したスマート農業

講演者: 深尾 隆則氏(東京大学 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻教授)

<講演概要>                          (配布資料あり)

 制御技術とコンピュータビジョン、AI技術を統合的に組合せた自動化を多くのプロジェクトで実証されている中から農業分野の事例を中心に紹介頂きました。農業が抱える人手不足という課題を自動化で解決するための収穫・運搬システムにおいては、GPS、ステレオカメラ、LiDAR(ライダー)などのセンシング技術とAIによる認知をまとめた統合制御で実現していることを多くのビデオ映像を示しながら説明頂きました。人が普通に行っている作業も自動化しようとすると難しく、AIに判断させるためには画像の撮り方や学習のさせ方に工夫が必要であることを知ることができました。現状の自動化には大きなコストが必要で大規模農家でないと成立しないという課題もあるとのこと、自動化を目的とするのでなく農家に喜ばれるような解決を考えることが必要、というような課題に向き合う姿勢を示唆頂けた良い講演でした。

 (2)講演

 電気屋さん視点から見た今後道路インフラが要求してくる現実
起こりうるインフラ投資拡大に対応するために

講演者:講演者:盛田 直樹氏(西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社)

<講演概要>                          (希望者のみ配布資料あり)

 日本の抱える人口減少や経済成長の伸び悩みという社会課題を踏まえた上で、物流・輸送を担うインフラである鉄道や道路の保守整備の民営化を進めてきたために顕在化してきた問題を講師の業務体験から分析、紹介頂きました。公的資金の流れ方や組織における仕事のやり方など改善すべき点に目を向けた上で技術面からの課題解決についても紹介頂きました。特に保守点検などの工数軽減にはデジタルカメラや画像処理、AI技術を活用することで人が行っている作業を代替わりできることを示されました。車両に観測・計測器を搭載した車を走らせながら道路設備の点検を行うシステムの導入など将来展望についても教えて頂きました。企業内には専門技術者が不足している部分もあり、他社との協働や技術士の皆さんの協力も期待しているとのことでした。設置から長期間が経過しているインフラの保守整備には、エレクトロニクスやAI技術などを活用したシステムが求められ、また期待されていることを知ることができた講演でした。                          

 (3)交流会

 講演会終了後に講師のお二人を含め12名の参加でオンライン交流会を行いました。講演会でお話しいただいた解決すべき課題の背景にある社会課題の現状など一層踏み込んだところを率直に紹介頂き、有意義な交流を図ることができました。


 

                           記:三浦久博(幹事)

2023年1月23日月曜日

2022年12月・情報工学実践セミナー(AIコース)

 電気電子情報工学分野は技術の進歩が急激で、その進歩に追いつくには講演を聞くだけでなく、自ら手を動かしてその技術を習得することが必要と考え、人工知能(AI)の実践セミナーを2022/12/4(日)、12/18(日)の計二日間実施しました。

 1.セミナー内容

  1. Python言語やAI関係の予備知識は不要として参加者を募集しました。
  2. 参加者には各自のPCを持参していただき、そのPCでAIの操作を体験していただきました。
  3. 無料ソフトと無料クラウドを使いました。
  4. 講師は企業でAIを使っている20代研究者(技術士1次試験合格者)野崎航平氏にお願いしました。
  5. 画像ファイル名称の入力とボタン操作だけで、画像認識を実現する仕掛けを講師が事前に準備しました。またアシスタント1名が、うまく操作できない人を支援しました。

2.実施結果

  1. 一日目は参加者10名(40~70歳代)全員がAIによる風船画像の認識を4時間で実現できました。二日目は画像内の人間の姿勢(骨格)を表示できました。(下図参照)
  2. 参加者から「体験できたことが良かった。今後、同様なセミナーを継続してほしい。」等の感想を頂きました。
  3. 参加人数は技術士部門ごとに機械×4、電気電子×3、建設×1、上下水道×1。技術士以外の一般参加者×1。多分野に渡ってご出席頂きました。 

風船認識

姿勢認識


 


2022年11月例会・講演会

 日 時:2022年11月26() 14:0017:20

実施方法:オンライン(Zoom

参加者:20

 (1)講演

半導体技術者が技術士(応用理学)を取得して何が見えるようになったのか

講演者: 鈴木孝昌氏(技術士(応用理学部門))

<講演概要>                          (配布資料あり)

これからの時代、様々な得意分野を持つ人材となること、あるいはそういう人材を育てていかないといけないと感じている。人材タイプを5分類で考えた場合、T型人材であるよりも、π(パイ)型、あるいは櫛型人材になることを心がけよう。電気電子情報工学部会にいる皆様は、その部門の高い専門性を磨くのも大事だと思うが、いろんな分野に興味を持って、いろんな方々と関係を築いていくことも大事だと考える。そうすることで、自身の専門性分野も増えるし(π型、櫛型人材になる)、社会全体で見れば、新しい技術発展や経済発展につながると思う。世の中では「サーキュラーエコノミー(循環経済)」という考えが提案されている。大量消費をベースとしている日本型経済構造などと一線を画す。特に欧州が力を入れ始めている考え方である。これには一企業、一個人だけで何かをしようと思ってもダメで、相互の連携が必要となる。このような背景をもとに、私が応用理学部門で技術士資格を取得したのも、この部門が色んな分野の技術が関係しているものであり、π型、櫛型の人材を目指して活動していくために有益であると思ったからである。皆様も、多くの分野の技術に関わって頂けたらと思う。


 (2)座談会(16:00~17:20)

講演者の鈴木先生、出席者約15名を中心に情報交換会を行いました。
各自の現況、抱えている疑問、興味のあるトピック、過去の経験談など、会話の中から様々な自己啓発につながる情報が提供されました。
一部の方々のトークに盛り上がり過ぎてしまった事もあり、予定時間をオーバーしてしまいました。
当初の出席者全員に発言の機会が回らなかった事、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
またのチャンスによろしくお願い致します(謝)。

 

                           記:古久根伸征(幹事)

2022年10月2日日曜日

2022年9月例会・講演会

日 時:2022910() 13301700

実施方法:オンライン(Zoom

参加者:20

 講演内容

(1)   WEB会議システムを使用した会場とライブ同時配信ハイブリッド講演会の機器設定の提案」

講演者: 加藤信之氏(技術士(電気電子部門)、静岡県支部長)

<講演概要>                          (配布資料あり)

コロナウイルス感染防止策のため、各種講演会などは、Web 会議システムを用いた画面上のみの情報展開のみがほとんどだったが、最近は、会場での対面式開催と Web 両方のメリットを生かしたハイブリッド開催に移行するパターンが増えてきています。しかし、ハイブリッド開催は、会場の PA システム(音響映像設備)と PC の配信システムをうまく連携させる必要があるため、専門家に任せる場合も多い。
 今回、技術士会静岡県支部の年次大会をハイブリッド形式で配信され、その方法についてご紹介していただきました。

<内 容>

1. WEB会議システムとは

・会議プレゼンのスタイルの変遷、そして参加者の立場でWeb会議の課題について述べられた。

2WEB会議、ハイブリッド会議の課題

通信品質:

・シャノンハートレーの定理により、通信速度は帯域幅に比例し、S/N比が小さい信号は送るのに時間がかかることが示された。 

Wi-Fiにつなげると遅くなる。

画像品質:

PCの性能として、最低でもcore i58GBメモリは欲しい。    

音声品質:

・ハウリングをなくすには、帰還のループを切る。

・無線より有線の方が良い。

3. 静岡県支部の実例

・静岡県支部 年次大会で実施した際の接続状況と操作マニュアルが紹介された。

4. 次へのステップ 自動化

Zoomからの音をZoomに戻さず、自動化するツールとしてマイナスワンミキサ(ズーム社製)とスピーカーマイクが紹介された。

5. 更なる上をめざして

・より安定な配信を目指して、Zoomに接続せず配信PCにパワポ資料画像のみを送る方法等が紹介された。

・また、配信ツールとして、配信用PCソフト 「OBS STUDIO」や音声ミキサーが紹介された。

 

(2)  「オープンソース汎用シミュレーションの活用」

講演者:小南英明氏(技術士(機械部門))

<講演概要>                          (配布資料あり)

試作費用低減と業務効率化のために CAE (Computer Aided Engineering: 計算機援用工学)シミュレーションが広く行われているが、CAE の習得には理論面と実践面の専門的な学習が必要で、かつ商用の CAE ソフトは非常に高価格である。最近は無料(オープンソース)の CAE シミュレーションソフトがあり費用面での障害は無くなっているものの、初心者の学習環境という障害が残っています。
 このような状況を鑑みて、現在行っているオープンソース CAE の初心者向けの教材作成や勉強会開催 等の活動について発表していただきました。

<内 容>

3ラウンド制で以下の内容について講演された。

1ラウンド目(概要)シミュレーターの産業活用の裾野拡大のためのコミュニティ活動
・オープンソースCAEとは?:コンピューターソフトウェアのソースコードが公開されている工学支援システム 
・オープンCAE 産業活用事例:OpenFOAMSalomeMecaを利用したシミュレーション事例が示された。
・活動実績:・オープンCAE産業活用研究会の活動状況の紹介。
研究発表と講習会、テキストの自費出版について報告された。

 2ラウンド目(深耕): オープンソースCAEとは何か? その特徴
・オープンソース と プロプライエタリ、オープンソースCAEと商用ソフトとの比較がなされた。
・自由(フリー)ソフトのライセンスについて述べられた。3ラウンド目(本題): 一個人の社会貢献

3ラウンド目(本題): 一個人の社会貢献
・アンケートを踏まえて
・社会貢献の定義
・この活動は、なぜできたか?
・参加者への提言

について述べられた。。

(3)新合格者との座談会(16001700)

新規部会入会者 原様、原田様2名を中心に情報交換会を行った。

 

                           記:竹内(幹事)

2022年5月29日日曜日

2022年5月 年次大会・5月例会(講演会)

  2022年 年次大会 & 5月例会・講演会

1)年次大会

日 時:2022年5月21日() 13301400
実施方法:オンライン(Zoom
参加者:21名

以下のついて報告させて頂きました。()内は説明者。
1.開会の辞(部会長:水野(公))
2.2021年度活動報告(部会長:水野(公))
3.2022年度活動計画(部会長:水野(公))
4.2021年度収支報告及び監査報告
 (会計:長谷部、監査:古久根)
5.2022年度予算計画
 (部会長:水野(公)、会計:長谷部)
6.2022年度 幹事紹介(部会長:水野(公))
7.閉会の辞、連絡事項(部会長:水野(公))

<以下、概要>

・部会長挨拶
 今日は年次大会と講演会を開催、本部会は好奇心旺盛なメンバーで構成されており、本日の講演会も有意義なものとして盛り上げをよろしく。2022年度も例会、セミナー、見学会など4回企画している。コロナの状況からオンラインで実施となるものもあると思う。新たに情報工学実践セミナーも計画している。Web講演会は全国配信も始まり、やり方が変わってきたが実施していきたい。本日は長崎県、新潟県など遠方からの参加も頂き感謝。

・年次大会資料説明
 大会資料に基づき説明。Web講演会は各自にてオンライン聴講できるようになってきているが、花車ビル北館会議室にて聴講したいとの希望もあり会議室での併催も検討していく。講演会では高度な専門の話が多いが、実践的な研鑽事例として情報工学実践セミナーを企画している。実際にディープラーニングを活用するためのソフトウェア開発ツールを使って現場実践レベルの知識習得を狙う。
 電気電子情報技術は他の技術分野でも必須の技術となってきているので、今後も当部会を盛り上げていきたい。幹事も新たに募集しているので応募連絡をお待ち申し上げる。

2)5月例会・講演会
日 時:2022年5月21日() 14:101700
実施方法:オンライン(Zoom
参加者:26名

(1)再生可能エネルギーを主体とする電力システムの構築
講演者:飯岡 大輔 氏
 (中部大学 工学部 電気電子システム工学科 准教授)

(講演概要)
再生可能エネルギーの活用により需要家側で発電することが従来の給電システムに影響を与えることがあり、その課題を解消し安定した給電品質を確保するためにどのような仕組みが取られているかを専門外の者にも解り易く説明頂きました。また、給電網を解析し無効電力制御を行うことで再生可能エネルギーを活用した電源の導入量を増やせることを教えて頂きました。新たな知見を示すことの大切さやAIなどの新技術を利用した研究動向など技術者としての取組み方についてもお話し頂き大変参考になる講演でした。

 (2)圧力レコーダ pascal5 の開発について
講演者:王 焱(ワン・イェン)氏
(㈱松栄電子研究所 取締役社⾧)

(講演概要)
ユーザニーズと新技術の融合による製品開発によりシェア確保をしている製品についてシステム構成や開発方法について紹介頂きました。特に計測器などIoT技術を組み込んだ製品設計では、昔のようなソフトウェア開発に比べ格段に使いやすくなった開発環境があるとのことです。それらを組み合わせて開発することで効率的に品質の良いものが作れるようになったことを教示頂きました。さらにマイコンの新機能をメンテナンスやキャリブレーションなどユーザの使いやすさを向上するために使うなど製品の魅力づくりを行っているとのことでした。良い製品づくりに必要なことは何かを示唆頂ける講演でした。


3)オンライン懇親会(17:05~)
講演者1名を含む7名の参加でオンライン懇親会を実施。
講演では聞けなかった王先生の経験や人となりをお伺いしたり、危険物の計量などに関する法規制や認証について意見交換をすることができました。

記:三浦(幹事)